オンライン会議を録画し、文字起こしして、AIによる的確な分析まで任せられるツールを探しているなら、Fathomはよく知られた選択肢の一つです。ただし、誰にでも合うツールではありません。AI会議アシスタントを日頃からレビューしている私は、最近Fathomを実際に試してみました。文字起こしや要約といった主要機能はしっかりこなしますが、私のワークフローには物足りない点もいくつかありました。そこでこの記事では、Fathomの代替ツールを比較します。
確かなのは、従業員の83%が週の労働時間の最大3分の1を会議に費やしている今、何かを変える必要があるということです。この記事では、詰まった会議スケジュールの中で時間とエネルギーを節約し、出席する会議を最大限に活かすために使えるツールを紹介します。
そのために、正直な比較をまとめました。Fathomの個人的なレビューに加え、より優れた営業コーチング、より賢い複数会議の分析、あるいは単純にもっと直感的な使い心地など、Fathomより多くを提供するFathomの代替ツールを5つ紹介します。
すでにFathomを試していて、もっと良いものが欲しいと結論を出している方は、競合ツールの紹介まで読み飛ばしてください。
それでは始めましょう。
Google Meetをお使いの方へ:必ずお読みください(2026年4月)
Google Meetは最近、サードパーティ製のAI議事録ボットをセキュリティリスクとして検知するようになり、Fathomの標準のボットモードもその対象に含まれています。Fathomには回避策としてデスクトップアプリがありますが、tl;dvにも同様のアプリがあります。しかもtl;dvのボット不要のデスクトップレコーダーは、文字起こし、営業コーチング、複数会議の分析のすべてにおいて、はるかに強力な機能を備えています。
Fathomとは?
市場にある他のツールと比べてどのくらい使えるのかを確かめるため、AI会議アシスタントのFathomを試してみました。FathomはZoom、Google Meet、Microsoft Teamsに対応し、通話のたびにすっきりした要約を作成します。要約にはタイムスタンプ付きのハイライトが付いていて、重要な場面にすぐ移動できます。
無料プランは個人ユーザーにとって充実しており、会議の録画と文字起こしを無制限で利用できます。自動フォローアップやより深い分析といった高度な機能は、予想どおり有料プランで提供されています。
執筆時点で、Fathomは28言語に対応しており、Ask Fathomという機能も備えています。これは自然な言葉で過去の会議について質問できる機能で、文字起こし全体を読み返さなくても、以前の会話を簡単に振り返れます。
Google Docs、Notion、Asana、さらにHubSpotやSalesforceなどのさまざまなCRMシステムと連携できます。会議の途中でメモを共有することもでき、生産性の高いワークフローを意識して作られていることがよくわかります。
Fathomのメリット
- アクションアイテムとトピック別の内訳を含む自動要約
- 短い場面をすぐ共有できる動画リール
- 会議中のリアルタイム文字起こし
- 文字起こしと録画の即時ダウンロード
- 個人向け無料プランは無制限で利用可能
Fathomのデメリット
- 対応プラットフォームは3つのみ(Zoom、Google Meet、MS Teams)
- 営業コーチング機能や成果の追跡機能がない
- 会議をまたいだ分析やレポート機能がない
- 28言語に対応しているものの、言語によって精度にばらつきがある
- 料金はチーム向けでユーザー1人あたり月額19ドルからで、人数が増えるとすぐに高くなる
- Google Meetによるボットの検知。 Fathomの標準のボットモードはGoogle Meetにセキュリティリスクとして検知されるようになり、通話にまったく参加できなくなる可能性があります。
料金
Fathomは、個人利用ならすべての機能を使える無料プランを提供しています。チーム向けの料金はユーザー1人あたり月額19ドルからで、高度な機能を試したい方向けに14日間の無料トライアルも用意されています。
無料の会議文字起こしはFathomとtl;dvのどちらが正確?
| 項目 | tl;dv | Fathom |
|---|---|---|
| 文字起こしの精度 | 97%以上 | 93~95% |
| 対応言語 | 30以上(優位) | 約7(英語が中心) |
| 無料プランの録画 | 会議は無制限 | 録画は無制限(AI要約のクレジットに上限あり) |
| CRMと連携機能 | Zapier経由で5,000以上、HubSpot・Salesforce・Pipedriveとネイティブ連携 | HubSpot、Salesforce、Slack、Notion |
Fathomは使う価値がある?
通話の録音、文字起こし、要約をこなすシンプルなAI議事録ツールを探しているなら、Fathomは間違いなく候補に入ります。設定が簡単で、無料プランが充実しており、基本的な使い心地も洗練されています。
補足:まったく異なるアプローチをとるツールとして、Granola AIがあります。デスクトップ上でローカルに動作し、通話にボットが参加しないため、プライバシーを重視するなら真剣に検討する価値があります。tl;dvも現在はボット不要のデスクトップレコーダーを提供しており、文字起こし、AIノート、営業コーチングを含むすべての機能を使えるという利点があります。
とはいえ、詳しく調べてみると、特にG2のレビューで、いくつか共通する傾向が見えてきました。特によく指摘されている問題は次のとおりです。
- 複数の人が同時に話す場面や、訛りがある場合の録音の不具合
- 特に複数ユーザーで使う場合の、会議管理のクセ
- 高度なレポートやより深い連携などの機能不足
- 人名、ソフトウェアの用語、強い訛りに対するAIの不正確さ
- CRM同期の問題と、限られたカスタマーサポート
公平を期すと、ほとんどのユーザーはこのツールを全体としては気に入っているようです。あるG2のレビュアーは*「文字起こしはたいてい素晴らしいが、一度に複数の人が話すと苦戦することがある」と書いています。別のユーザーは「オーストラリア訛りをいつも正しく認識してくれるわけではないけれど、正直イライラするというより面白い」*と述べています。
CRM同期のトラブルや、メールでのサポートの遅さに触れたレビューもいくつかあり、チームの要件によっては決定的な欠点になりかねません。あるユーザーは*「CRM同期の問題が増えています」と書き、「16通のメールと1週間半を費やしても、何も解決していません」*と続けています。
では、Fathomは使う価値があるのでしょうか?場合によってはあります。必要なのが基本的な文字起こしアシスタントだけで、1人または少人数のチームで使うのであれば十分です。しかし、動きの速いチームを率いている方や、より細かく管理したい方には、より幅広い機能、より良いサポート、より深い連携を備えたFathomの代替ツールがあると私は考えます。
テストの中で特に目立った5つを見ていきましょう。
Fathomの代替ツールおすすめ5選(私が実際にすすめたいもの)
私はここ数年でさまざまなツールを試してきましたが、Fathomもその一つです。Fathomと比較する中で、次の5つが際立っていました。機能面でFathomより一歩進んでいる、料金体系がより柔軟、あるいはFathomのワークフローで感じた制約を解消している、のいずれかに当てはまるツールです。
- tl;dv:営業コーチング、トレンドの追跡、ボット不要のデスクトップ録画、充実した無料機能を備えたオールインワンのAI議事録ツール
- Tactiq:感情分析とリアルタイムのタスク割り当てに対応したリアルタイム文字起こし
- Otter.ai:条件が整えば安定した文字起こし品質。ライブ字幕とカスタム語彙に対応
- Fireflies.ai:カレンダー同期とキーワード検索を備えた、手頃なチーム向け文字起こし
- Sembly AI:賢い会議要約、話者の追跡、複数プラットフォームへの対応
1. tl;dv
tl;dvは「too long; didn’t view(長すぎて見なかった)」の略です。Fathomができることのほとんどをこなしたうえで、より専門的な機能を備え、しかも料金はより安く抑えられています。迷う余地はなさそうですよね。私もそう思います。
まず、tl;dvの無料プランには、無制限の動画録画、文字起こし、AIによる重要場面の要約が含まれています。そのため、専門的な機能に料金を払う前に、心ゆくまで試すことができます。無料プランでもメール、Slack、カレンダーと連携できます。さらに、ボット不要のデスクトップ録画にも対応しているので、最近のボット検知の問題で通話に影響が出ているGoogle Meetユーザーにとって、機能を一切妥協せずに使える有力な選択肢です。
無料でここまでできるなら、有料プランでは何が手に入るのでしょうか?🤔
良い質問です!
tl;dvの有料版には最先端の営業コーチング機能があり、営業チームの成果を高め、より多くの商談を成約させたい営業マネージャーにとって理想的なツールです。tl;dvのAIが会議を録画し、文字起こしし、分析してインサイトを引き出すことで、反論への対応のヒントを提供します。営業担当者は顧客の疑念を確信へと変えられるようになります。
さらに、tl;dvは複数会議の分析機能(マルチミーティングインテリジェンス)を備えており、マネージャーはあらかじめ決めた条件の範囲内で、好きなテーマについての定期レポートを受け取れます。営業マネージャーなら、すべての営業担当者が特定の業務をどのようにこなしたかを一覧できる週次レポートを受け取れるということです。たとえば特定の反論への対応状況を追跡すると、その反論だけに絞ったレポートが届きます。レポート期間中に行われた複数の会議から、該当する場面へタイムスタンプで直接移動できます。マネージャーにとって、この機能はまさに革命的です。
なお、反論への対応はあくまで一例です。カスタマーサクセスチームなら特定の問題に関する通話を見つけるために、社内のプロダクト会議なら新機能の進捗を追うために、ユーザーリサーチチームならすべてのユーザーインタビューに共通する点をすばやく見つけるために使えます。
tl;dvの営業コーチング機能はそれだけではありません。BANTやMEDDICなどのテンプレートのプレイブックを使えるほか、営業担当者の発話時間といった具体的な指標を含め、営業チームの成果をダッシュボードで確認できます。独自のプレイブックを作成し、スコアカードで営業担当者一人ひとりを評価することもできます。
それだけではありません。tl;dvには5,000以上の連携機能があり、すべて月額わずか19ドルのProプランで利用できます。
さらに、tl;dvは複数の会議を同時に録画・文字起こしすることもできます。つまり、会議のスケジュールが詰まりすぎていると感じている78%の人の一人なら、会議に費やす時間を減らし、あとで内容に追いつくことができます。
tl;dvのメリット
- 無料のAI機能:tl;dvは最高水準のAIを活用し、要約、メモ、話者の自動検出を提供します。
- 無料で即時の翻訳:tl;dvの文字起こしは、Zoom、MS Teams、Google Meetで40以上の言語に対応しています。
- 驚くほど充実した無料プラン:Zoom、MS Teams、Google Meetの通話を、無料で無制限に録画・文字起こしできます。
- 使いやすさ:洗練されたデザインで、初心者にも上級者にもとても使いやすくなっています。
- 複数会議の分析。 定期レポートを設定すれば、複数の会議のインサイトをまとめて受信箱に直接届けられます。
- 営業コーチング。 営業通話から得たインサイトで営業チームを強化できます。反論への対応を改善し、テンプレートや独自のプレイブックでコーチング戦略をカスタマイズできます。
- タイムスタンプとタグ付け機能:会議のハイライトにタイムスタンプを付けて、通話の特定の場面にすぐ戻れます。会議の特定の場面で同僚をタグ付けすると、その場面へのリンクがメールで直接届きます。
- 5,000以上の連携機能:タイムスタンプや会議のクリップを、ネイティブ連携でNotion、Slack、HubSpot、Salesforceなど5,000以上のツールに直接送れます。
- クリップとハイライトの作成:ライブラリから必要な場面を探し、クリップやハイライト動画を作ってインサイトを凝縮できます。
- 直感的なライブラリ:会議ライブラリ内の文字起こしをキーワード検索して、探しているものをすぐに見つけられます。
- 同時会議。 tl;dvのAIは複数の会議を同時に録画・文字起こしできるので、ダブルブッキング(あるいはそれ以上)のときに助かります。
- ボット不要の録画。 最近のボット検知の問題で影響を受けているGoogle Meetユーザー向けに、tl;dvのデスクトップアプリはボットなしでパソコンから直接会議の音声を記録します。
tl;dvのデメリット
- 対応範囲:WebexとBlueJeansにはまだ対応していません。
tl;dvの料金
tl;dvの機能は見てのとおりですが、これらFathomの代替ツールの中でtl;dvが一番である最大の理由は無料プランです。今日から何の条件もなく試せます。さらに、お住まいの地域によっては、有料プランが最大40%割引になります。
無料プランの機能
- 動画の録画と文字起こしが無制限
- Google Meet、Zoom、MS Teamsの通話を録画
- 40以上の言語で文字起こし
- AIによる重要場面の要約が無制限
- AI議事録10回
- Ask tl;dv AI 10回
- AI複数会議レポート10回
- Slack、メール、カレンダーとの連携
- タイムスタンプとハイライトの設定
- クリップの作成と共有
- 話者の自動認識
- 月3回のアップロード
tl;dvの有料プランでは、5,000以上の連携機能、営業コーチングのプレイブック、無制限の複数会議分析、定期レポート、分析機能、録画のダウンロード、共有設定のカスタマイズ、優先カスタマーサポートなど、さらに多くの機能が使えるようになります。
詳細はこちらをご覧ください。
tl;dvとFathomの比較
ひと言でまとめるなら、tl;dvはFathomができることのほとんどをこなせますが、Fathomはtl;dvができることの足元にも及びません。
確かに、Fathomにはtl;dvに対する大きな利点が一つあります。会議をリアルタイムで文字起こしできることです。しかし、tl;dvにはFathomに対する利点が数え切れないほどあります。
- 言語:tl;dvは40以上の言語に翻訳でき、7言語にローカライズされた画面を提供しています。一方、Fathomの文字起こし言語はわずか6つで、画面は英語のみです。
- 複数会議の分析:tl;dvのAIは、複数の会議にまたがるパターンやトレンドを一度に見つけられます。FathomのAIにはできません。
- 定期レポート。 tl;dvなら、チームのすべての会議を対象にした定期レポートを設定できます。Fathomにはこの機能がありません。
- 同時会議。 tl;dvは複数の会議を同時に録画・文字起こしできます。Fathomはできません。
- 営業コーチング。 tl;dvは、テンプレートや独自のプレイブック、スコアカード、反論への対応のヒント、営業コーチング用ダッシュボードを提供しています。Fathomにはそのどれもありません。
- ボット不要の録画。 どちらのツールもボット不要で録画できるデスクトップアプリを提供していますが、tl;dvのアプリでは営業コーチング、複数会議の分析、5,000以上の連携機能を含むすべての機能を、何も犠牲にせずに使えます。
挙げていけばきりがありません。要するに、tl;dvのほうが優れたツールであり、その差は歴然です。
両者の詳しい比較は、記事「tl;dv vs Fathom」をご覧ください。
tl;dv vs Fathom:最高のAI議事録ツールをめぐる対決
Fathomは話題を集め、「無料のnotetaker」と呼ばれるようになりました。チームで使った場合にtl;dvと比べてどうなのか気になって試してみたところ、少しがっかりする結果に…
2. Tactiq
Tactiqは、市場をリードするAI会議アシスタントの一つです。Fathomと同じく、通話中に録音、文字起こし、メモ取りを行います。リアルタイムの文字起こしとAIによる的確な要約も提供しており、会議をより有効に活用できます。
ここまでは順調で、Fathomの主要機能はすでにすべてカバーしています。私が試したときも、いつも使い方はわかりやすいものでした。しかしFathomと比較すると、Tactiqはさらに一歩進んでいます。60以上の言語に翻訳でき、地域の方言にも対応し、つなぎ言葉を自動で取り除きます。感情分析まで行えるので、言葉の裏にある感情の重みを明らかにして営業担当者をサポートします。
Tactiqには、目立たないけれど優れた機能もいくつかあります。たとえば、会議での話し合いをもとにタスクを割り当てられることに気づきました。すべてを整理し、一か所にまとめておくのに最適です。
Fathomの代替ツールの一番手であるtl;dvと同様に、Tactiqも管理機能や整理機能が充実しており、カスタマーサポートは迅速で効率的だと評判です。ProductHuntでは4.9/5という高評価で、Fathomの4.8をわずかに上回っています。
Tactiqの弱点になりうるのは、営業コーチングや複数会議の分析機能がないことです。何をやってもそつなくこなしますが、Fathomの代替ツールとしてさらに上位に食い込むような、業界をリードする機能はないと感じました。
Tactiqのメリット
- リアルタイムの文字起こし。 Tactiqの文字起こしはリアルタイムで表示されるので、その場でメモを取ったり、抜粋を共有したりできます。
- 翻訳。 Tactiqの文字起こしは60以上の言語に対応し、7言語にローカライズされた画面もあるため、国際的なチームに最適です。
- 優れたAI要約。 TactiqのAIは会議を要約し、見返す価値のある重要な発言を抜き出します。
- タスクの割り当て。 会議での話し合いをもとにタスクを割り当てられます。
- 感情分析。 TactiqのAIは、言葉の裏にある感情のトーンを判断できます。
- 効率的なカスタマーサポート。 Tactiqのカスタマーサポートは迅速で親切、かつ効率的です。
Tactiqのデメリット
- 営業コーチングがない。 AIを営業の改善に活用できない点で、Tactiqは見劣りします。
- 複数会議の分析がない。 TactiqのAIは単一の会議のインサイトに限られ、複数の別々の会議を結びつけて分析することはできません。
- 物足りない無料プラン。 無料プランで文字起こしできるのは月10件の会議までで、AIクレジットもわずか5つです。
- コンプライアンスが不透明。 TactiqはSOC2に準拠しているかどうかを明らかにしておらず、データ保持ポリシーもわかりやすく示されていません。
- 同時会議に非対応。 複数の会議を同時に録画できないため、忙しいマネージャーには物足りません。
Tactiqの料金
Tactiqの有料プランは月額8ドルからですが、安さに惑わされてはいけません。このプランで使えるようになるのは、tl;dvなら無料で提供されている機能です。無制限の文字起こしと、月10回のAIクレジットです。
Teamプランはユーザー1人あたり月額16.70ドルで、AIクレジットが無制限になり、優先サポートを受けられます。最後にEnterpriseプランはカスタマイズが可能で、料金は要件によって異なります。
無料プランの機能
- 月5回のAIクレジット
- 月10件の文字起こし
- 文字起こしの共有とエクスポート
- 会議の録画のアップロード
Tactiqの無料プランでは、全体検索や文字起こしの編集といった主要機能も使えます。
FathomとTactiqの比較
Fathomは優れたツールですが、TactiqはFathomができることをすべてこなし、さらに少しだけ上を行きます。評価が高く、画面がすっきりしていて、料金体系も手頃です。
Tactiqの言語対応は非常に優れており、Fathomに大きく欠けている点です。Tactiqではタスクの割り当て、つなぎ言葉の自動除去、さらには地域の方言の検出によるより正確な文字起こしも可能です。
TactiqはFathomに勝っていますが、個人的には、tl;dvの営業コーチングや複数会議の分析と張り合えるほどの独自性はないと感じました。Tactiqとtl;dvの比較は、詳しい比較記事「tl;dv vs Tactiq」をご覧ください。
tl;dv vs Tactiq:営業に最適なAI会議アシスタントはどちら?
tl;dvとTactiqを比較します。録画、セキュリティ、コーチングに優れているのはどちらか、文字起こしとメモ取りに最適なのはどちらかを見ていきます。
3. Otter.ai
Otter.aiは、かつて会議の文字起こしといえば真っ先に名前が挙がるツールでした。他のツールが先へ進む中で足踏みしているように感じ、私はしばらく注目していませんでした。しかし最近、Otterは特に営業向けの面で、注目に値するアップデートを行っています。
動画と多層的な会議分析を組み合わせたFathomやtl;dvとは異なり、Otterは今も音声のテキスト化に特化しています。動画の録画機能はなく、話者が1人のクリアな通話で最も力を発揮します。とはいえ、文字起こしはたいていきれいで読みやすく、つなぎ言葉の除去やカスタム語彙といったオプションもあります。
対応言語は現在英語、フランス語、スペイン語です。以前よりは進歩しましたが、20~40以上の言語に対応するツールと比べるとまだ限られています。
Otterのより注目すべき動きは、営業向けツールへの進出です。新しいOtter Sales AgentとOtterPilot for Salesは、営業通話の最中と後の事務作業を自動化するための機能です。BANTに沿った要約の作成、アクションアイテムのタグ付け、フォローアップメールの下書き、SalesforceとHubSpotへのインサイトの同期を行います。受け身の文字起こしにとどまらず、成果を支える方向へOtterが舵を切りつつあることがわかります。
とはいえ、まだいくつか制約があります。Otter Chatでは自然な言葉で会議について質問できますが、会議ごとに結果を絞り込めないため、すぐに収拾がつかなくなります。また、動画、会議のハイライト、会議をまたいだレポートがないため、tl;dvのようなツールがチームのコーチングやトレンドを軸に築いている多層的なインサイトには及びません。
メリット
- Zoom、Meet、Teamsでのライブ字幕付きリアルタイム文字起こし
- 1つまたは複数の文字起こしに質問できるOtter Chat
- 要約、フォローアップ、CRM同期を自動化するOtterPilot
- 通話中にガイダンスを提供するSales Agent
- カスタム語彙とつなぎ言葉の除去
- 共有フォルダや複数ユーザー対応などの共同作業機能
デメリット
- 依然として動画に非対応(文字起こしのみ)
- 対応言語が限られる(英語、フランス語、スペイン語)
- リール、ハイライト、共有用クリップがない
- 定期レポートや会議をまたいだトレンド分析がない
- Otter Chatはすべての文字起こしから回答を引き出すため、会議ごとに絞り込めない
- 無料プランは機能が少なく、サポートはメールのみ
- Google Meetによるボットの検知。 Otterは目に見えるボットとして通話に参加するため、Google Meetがセキュリティリスクとして検知しているツールの一つであり、通話にまったく参加できなくなる可能性があります。
Otterの料金
Proはユーザー1人あたり月額8.33ドルから(年払い)で、月1,200分の文字起こしと限られた数のアップロードが含まれます。Businessプランはユーザー1人あたり月額20ドルで、6,000分、チーム管理、最大3件の同時会議が含まれます。Enterpriseは見積もり制で、SSOとセキュリティ管理機能が追加されます。
無料プランの機能
- 月300分の文字起こし(1回の通話につき30分まで)
- 録音のインポート3件
- カスタム用語5件
- Otter Chatの利用
OtterとFathomの比較
音声がクリアな環境では、OtterのほうがFathomより正確に文字起こしできる可能性が高く、新しい営業向け機能でいくつかの重要な弱点も補っています。ただし、Fathomのほうが対応言語が多く、動画にも対応し、ネイティブ連携も充実しています。
Otterとtl;dvの比較
Otterはフォローアップや自動化の面で追いついてきましたが、コーチング機能、トレンドレポート、複数会議の分析、動画を活用したインサイトでは、今もtl;dvがリードしています。
詳しい比較は、こちらをご覧ください:tl;dv vs Otter.ai
tl;dv vs Otter.ai:会議アシスタントを乗り換えるべき?(2026年4月更新)
Otterは早くから参入し、会議の生産性ツールとして評判を築きました。しかし、ここ数年で多くのことが変わっています。tl;dvと比べて、Otterが時の試練にどこまで耐えてきたかを検証しました
4. Fireflies.ai
Fireflies.aiは、私がここ数年、無料プランだけで時々使ってきたツールです。基本的な文字起こしには昔からそこそこ使えます。特に心が躍ったことはありませんが、いくつかの点ではFathomの代替ツールとして十分通用するので、ここで取り上げる価値があると考えました。
無料プランでは、音声を録音し、検索できる文字起こしを返してくれます。動画もなく、余計な機能もない、基本的な会議の記録です。カレンダーの招待から自動で通話に参加してくれるのは便利で、話者のタグ付けやキーワードの追跡もそれなりにこなします。ただ、同じデバイスから複数の人が話すと、文字起こしの精度が落ちることがよくありました。
Firefliesは現在、画面と動画の録画にも対応していますが、Businessプラン以上に限られます。私自身はこのプランを使ったことはありませんが、読んだ限りではしっかりした追加機能のようです。非言語的な合図や声のトーンも含め、より多くの文脈とともに会議を振り返れるので、営業チームにとってより役立つかもしれません。
Salesforce、HubSpotなどのCRMとも連携でき、料金や競合への言及などを追うキーワードトラッカーも設定できます。ただし、分析はそこまでです。コーチング機能、会議をまたいだトレンド、担当者の成果についての本格的なインサイトは今もありません。あくまで起きたことの記録にとどまります。
つまり、特に動画に対応した有料プランを使うなら、いくつかの点でFathomより一歩上です。ただ、無料プランの内容が最も充実しているわけではなく、何かを改善するためではなく、記録するためのツールです。
メリット
- 無料プランで音声と文字起こしを記録できる
- 有料プランで画面と動画の録画が可能
- Salesforce、HubSpotなどとのCRM連携
- キーワード追跡で、通話をまたいで特定の用語を追える
- カレンダーからの自動参加で設定が簡単
デメリット
- 無料プランには動画や画面の録画が含まれない
- グループの音声や共有マイクでは文字起こしの精度が落ちる
- コーチング機能がない(テンプレート、スコアリング、インサイトなし)
- 複数会議の分析や成果レポートがない
- 画面やタグ付け機能が他のツールと比べると簡素に感じられる
- Google Meetによるボットの検知。 Firefliesは目に見えるボットとして通話に参加するため、Google Meetにセキュリティリスクとして検知されるようになっており、通話にまったく参加できなくなる可能性があります。
Firefliesの料金
Proプランはユーザー1人あたり月額10ドルからで、動画の録画と高度な機能はユーザー1人あたり月額19ドルのBusinessプランから利用できます。
Fireflies.aiとFathomの比較
Fathomと比べると、Firefliesは無料プランの文字起こしの上限がより多く、同じ価格帯ではFathomにないレベルのCRM連携も備えています。一方、Fathomは動画の要約を含み、会議分析により幅広く取り組んでいますが、Firefliesは記録が中心で、分析や改善の要素は少なめです。動画クリップ、リアルタイムのインサイト、多層的な要約が必要ならFathomのほうが体系立っているかもしれませんが、手軽さと料金ではFirefliesに軍配が上がります。
Fireflies.aiとtl;dvの比較
Firefliesは通話を記録してそこそこの文字起こしを返してくれますが、そこで終わりです。tl;dvははるかに先を行きます。営業コーチング機能、複数会議のインサイト、反論の追跡、トレンドレポートに加え、チームの成果を支える機能があります。話された内容の記録だけが必要ならFirefliesで十分です。会議全体を通じた改善、分析、体系化を求めるなら、あらゆる面でtl;dvのほうが多くを提供します。
tl;dvとFireflies.aiの対決では、どちらも詳細な文字起こし、簡潔な要約、幅広い連携機能に優れた、注目すべきAI議事録ツールです。
しかし、似ている点がある一方で、明確な違いもあり
5. Sembly.ai
Sembly AIは最近試したツールです。主に、営業のワークフローよりも体系立った会議の記録を重視するチームにとって、しっかりしたFathomの代替ツールになるかを確かめるためでした。使ったのは無料プランだけですが、強みを把握できる程度には詳しく調べました。Semblyは派手さはないものの実用的で、コーチングや分析よりも記録と共同作業に重点を置いています。
無料プランでは、音声の文字起こしとAIによる会議の要約を利用できます。カレンダーと連携して会議に自動参加でき、ToDoを洗い出す基本的なタスク抽出ツールも備えています。文字起こしは(完璧ではないものの)読みやすく、要約はほとんどの決定事項やアクションポイントの要点を、あまり手を加えなくても押さえていました。
画面の録画は有料プランで利用できますが、私自身は試していません。見た限りでは視覚的な文脈を補ってくれる便利な機能ですが、大きな差別化要素ではありません。本当のメリットは、本格的な分析までは必要ない社内会議、企画会議、定例ミーティングを、検索できる体系立った記録として残せることです。
SemblyはGoogle Calendar、Outlook、Zoom、Teams、Webexと連携し、声による話者識別、共有ワークスペース、会議ラベルにも対応しています。部署をまたいだチームで働く方や、デバイスを共有している方にはどれも本当に便利な機能です。
さらに、Semblian 2.0で機能の拡張も始めています。これは会議をまたいでインサイトを引き出し、役割に合わせて出力を調整する、Semblyの新しいAIアシスタントです。実際に使ったことはありませんが、Semblyが基本的なメモ取りの先を見据え、より賢いものを目指していることがうかがえます。
特に社内の通話で、体系立った記録と軽めの自動化が必要なチームなら、Semblyはその役目を静かに、しっかり果たします。営業向けではなく、トレンドも示さず、営業担当者のコーチングもしませんが、多くのツールより体系立てて会議の事務作業を処理してくれます。
メリット
- AIによる要約とタスク抽出
- 共有ワークスペースとチーム単位での整理
- 有料プランで画面の録画が可能
- わかりやすさと検索性を高める声による話者識別と会議ラベル
- Google、Outlook、Zoom、Teams、Webexとの連携
デメリット
- 営業コーチングや反論への対応を支援するツールがない
- 無料プランは利用時間や連携機能が限られる
- 複数の話者がいる音声では文字起こしの精度にばらつきがある
- トレンドレポートや複数会議のインサイトがない
- 画面はモダンというより実用重視
Semblyの料金
無料プランには、限られた量の文字起こしと要約が含まれます。有料プランはProがユーザー1人あたり月額10ドルからで、画面の録画と共同作業機能はユーザー1人あたり月額15ドルのTeamプランで利用できます。Enterpriseプランには、管理機能、レポート、プレミアムサポートが含まれます。
FathomとSembly AIの比較
Fathomは個人や営業チーム向けに作られている印象で、Semblyは社内の記録、タスク管理、検索できる記録に重点を置いています。コーチング、営業、視覚的な要約が目的なら、私の考えではおそらくFathomが勝ります。会議を整理して保管しておきたいだけなら、Semblyのほうが実際には向いているかもしれません。
Sembly AIとtl;dvの比較
Semblyはわかりやすい要約を提供し、社内用途ではしっかり使えますが、tl;dvが目指すことは目指していません。コーチングも、レポートも、トレンドもありません。戦略までは求めず体系立った記録が欲しいなら、Semblyで十分です。チームのコミュニケーションを本当に改善したいなら、tl;dvのほうが深く掘り下げられます。
Fathomの代替ツール:私の正直な意見と結論
私はこれまで何度かFathomをレビューしてきました。使いやすく、要約もまずまずで、無料プランは今でも最も充実しているものの一つです。話された内容をすばやく記録して見返せれば十分なら、Fathomでも役目は果たせます。しかし今回、機能が強化された他のFathomの代替ツールと並べてみると、少し物足りなく感じ始めました。
Fathomの代わりになるツールには、どれも何かしらの魅力がありました。Otterは文字起こしが洗練されている一方、対応言語は少なく、動画にも対応していません。Tactiqは素早くすっきりしていて、リアルタイムの文字起こしとタスクのタグ付けが加わります。Firefliesは有料プランになると、特に動画まわりで一気に使える幅が広がりますが、無料版ではあまり多くのことはできません。Semblyは賢さよりも体系立った記録が持ち味で、営業向けではありませんが、社内会議やわかりやすい記録には最適です。
これはすべてのツールの詳細なレビューではありません。Fathomが今も通用するのか、そして目的によってはもっと良い仕事をしてくれるツールがあるのかを考える記事です。個人的に私が使うならtl;dvです。ええ、身内びいきなのは認めます。それでも、すべてのツールをきちんと試したうえで、会議をただ記録するだけでなく、会議そのものを改善する手助けをしてくれると感じたのはtl;dvだけでした。コーチング、インサイト、トレンドの追跡、会議をまたいだ可視化まで、一歩踏み込んでいます。
文字起こしツールが欲しいだけなら、選択肢はいくつもあります。より良い会議を運営する手助けをしてくれるツールを求めるなら、私が選ぶのはtl;dvです。
よくある質問
2026年、Fathomの代替ツールで一番おすすめなのはどれですか?
多くのチームにとって、Fathomの代替ツールとして最も有力なのはtl;dvです。動画の録画は無料で無制限、40以上の言語での文字起こし、営業コーチング機能、複数の会議をまたいだ分析機能に加え、ボットを使わないデスクトップ録画にも対応しています。予算に余裕のある営業中心のチームならGong、個人で手軽に使うならTactiqも検討する価値があります。
Fathomは無料で使えますか?
はい。Fathomには個人ユーザー向けの充実した無料プランがあり、会議の録画と文字起こしを無制限で利用できます。チーム向けの機能を使うには、ユーザー1人あたり月額19ドルからの有料プランが必要です。14日間の無料トライアルも用意されています。
FathomがGoogle Meetの会議に参加できないのはなぜですか?
FathomがGoogle Meetの会議に参加できない場合、Google Meetがサードパーティ製のAI議事録ボットをセキュリティリスクとして検知し始めたことが原因である可能性が高いです。Fathomの標準のボットモードもこの影響を受けています。回避策としてFathomにはデスクトップアプリがありますが、tl;dvにもデスクトップアプリがあり、ボットを使わない録画でもすべての機能を利用できます。
Fathomとtl;dvを比べるとどうですか?
Fathomは基本機能に強く、充実した無料プラン、わかりやすい要約、しっかりした連携機能を備えています。tl;dvはさらに、営業コーチング、複数会議の分析、定期レポート、40以上の言語、5,000以上の連携機能を提供しています。個人のメモ取りならFathomも十分に使えますが、記録するだけでなくチームの成果を高めたいなら、tl;dvのほうが優れています。
Fathomはどの言語に対応していますか?
Fathomは28言語の文字起こしに対応しています。チームでさらに多くの言語を扱う場合、tl;dvは40以上の言語で文字起こしができ、7言語にローカライズされた画面も提供しているため、国際的なチームにはより適した選択肢です。